胃腸が銀杏に響く

ヘンゼルとグレーテル的夢の軌跡

第1.5話 ジャンプへのネーム持ち込みと課題点(2)

8連勤。もはや19歳の大学1年生がこなすスケジュールではない。 朝から講義に出席し、空きコマはサークル活動、4限が終わり次第22時までバイト、これを平日は全て行う。目を瞑り、もう一度開けば日付が変わる。時間感覚はとうに流れて消えたのだ。

第1話 ジャンプへのネーム持ち込みと課題点(1)

この1週間で色々変わった。 大きかったのは金銭面だ。今は奨学金+バイトで生活費を賄っているが、来期から学費も工面しなければならなくなった。ほぼ勘当だ。 それに加え父が危篤になった。庭の剪定作業中に脚立から落ちるというどう考えても自業自得だが、…

第0話 ヘンゼルとグレーテル

アジカンが好きで、マジックディスクを流して眠りにつくことが多い。個人的に彼らの最高傑作だと思っていて、音楽性の暴力からオルタナロックの世界を一直線に受けられる。まさに恵みの雨だ。暴風雨に近いが。 雨が止んだかそれとも止まずか、最後の「ソラニ…